世界は、そう簡単には変わらなかった
はじめに。
ここでいう世界とは、私と推しを取り巻く、とても狭いけど確かに私の生きている世界のことで、広義的な意味での「世界」のことではありません。
それっぽいタイトルをつけてしまいましたが、全くもってこのご時世の話題とかではないので、真面目な内容を期待して開いた方はごめんなさい。
ただ、かなり真面目に(おそらく気持ち悪いくらいに)推しについて語っているとは思います。
3月10日、世の中では“佐藤の日”と呼ばれるその日に、私の推しの横原悠毅くんが日テレ人気番組の通称・今くらこと『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』に出ました。
初めての地上波バラエティー出演。しかも、バラエティーの原石を発掘するという名目で、事務所の先輩が後輩の“バラエティーでウケそうなポイント”をプレゼンしてくれる最高な企画とのこと。
こんなん、絶対ファン増えるじゃん?!
世間に見つかって、バンバン売れちゃうじゃん?!
そんなわけで、横原くんの今くら出演がわかるやいなや、仕事も上の空で終始ソワソワ。だって、今までテレビの仕事なんて、先輩の後ろで踊るくらいしかしたことないような推しだよ?
以前、大勢のうちの一人として『炎の体育会TV』の陸上部オーディション企画に出たときに、すでにバラエティー担当としての素質は少なからず見せてたんですよ。
別室で先輩が隠れて楽屋の様子をチェックしていると知ってか知らずか、スタッフさんからの質問に対して笑いが生まれるように他の子へパスを出したり、いいかんじにその場をまわしていて。バラエティー的な撮れ高を心得てるというか。
とはいえ、これまでの姿を思い返すと意外に緊張しぃだったりもするから、いざ自分がフィーチャーされて上手く切り返せるんだろうか? と、すでに終わったはずの収録を想像して勝手に心配してみたりなんかしちゃって。私も立派な過保護オタクの一員だわ。
ちなみに、その頃のSNSでは「借りてきた猫状態になって空気で終わるのは避けたい」なんて意見が多かった。ファンは皆、思うことは同じです。
ところがそんな心配をよそに、放送前に解禁された予告では、ファンに日頃見せるいつものかんじでトークする場面が流れていて。これは!となったよね。「そもそもMC陣が強靭すぎるし、何かあってもおもしろく編集してもらえるっしょ。心配して損した!」くらいの気持ちに落ち着きました。
そして、いざ迎えた放送当日。
放送が始まってわりとすぐにツイッターでトレンド入りしたものの、パブサしてみるとほとんどが既存ファンによるツイートばかり。
あれ、この番組を見てファンになった人って、もしや、あまりいない?
さらにあろうことか、放送終了後に名前で検索しようとすると、「失礼」の文字がサジェストに出てくる。これは、一体……?
とトボけたいところだけど、いち視聴者として見たときに、めちゃくちゃ心当たりがあって。
ファンとして彼を推している身分から言わせてもらえば、「初めてのバラエティーで緊張を見せずに堂々とトークできるなんてすごい!」と称賛の言葉しか出てこない。拍手!
でも、もちろん視聴者は彼のファンだけではないじゃないですか。
今回、横原くんはお笑い芸人が大好きすぎるというブレイクポイントで推薦してもらっていました。自分のスケジュールを公表することで、ほとんどの時間をお笑い芸人のラジオやら配信動画を見るために使ってます、と愛の強さを示したんですね。
そのうえで、推薦者の河合くんを引き合いに出して「(お笑い愛が強すぎるが故に)先輩の歌ったり踊ったりしてるところを見たことないです。見るつもりもないですね、そんなことに使ってる時間がないんで」と発言したところ、これが「無名のくせに、先輩に対してなんて失礼な奴なんだ」と波紋を呼んでしまったという。
河合くんは優しい人だし、そもそも横原くんを推薦枠として選んでる時点で「俺のことイジってくれていいから、ガンガン喋れよ!」くらいのアドバイスしてくれたんじゃないかな?と思ってるんだけど。
人によっては、先輩イジりという名の無礼講に見えたんだろうなぁ。
アンチは注目されてる証拠とか言うし、ファン以外の人からも感想や意見が出たっていう点では、爪痕が残せたのかもしれない。でもこれが、ただのひっかき傷として終わらないといいな、と切に思います。
放送前にあがった番宣動画は、心なしかローテーション。「度胸あるって言われた」と言いつつも謝罪してるから、自分でもあの発言がおもしろく伝わるかどうか心配だったのかな?
ファンから見える範囲での横原くんって、もともと腐り芸人のような一面があって。いや、それ言わなくてもよくない?みたいな発言をしたがるというか。もちろん、それがおもしろく働くことも多いんだけどね。
「こんなこと言ってるけど実は優しくて……」っていう、他のメンバーが話す裏エピソードも引き立つし。
ただ今回ばかりは、ジャニーズの看板を背負ってバラエティーの新星を狙いにいくのに、わざわざそのキャラを引っ提げなくても良かったのでは……なんてね。
「(自分が)おもしろいかはわからないけど、イケメンではあったからジャニーズに入る道を選んだ」
ってナルシスト発言とか、大半の一般人が知らないような若手芸人を好きって紹介するオタク発言は、純粋におもしろかったし。
好きな芸人さんのプロデュースブランドでガチガチにコーデ組んでるとか、伝わりにくい芸人ネタを配信動画にぶち込んでくるとか。
たぶん横原くんって、自然体でいた方が一般的なアイドルと感覚ズレてておもしろいから、ガチガチに作らない方がいい気がする。
横原悠毅、松井奏、林拓音、鈴木大河「Sexy Zone神奈川公演」 | ISLAND TV
松田、横原、佐藤、鈴木、基「歯磨きTV⑧」 | ISLAND TV
このへんとかさ、お笑い好きな人からしても、「これは本当に好きなやつだね?」って好印象持ってもらえると思うんだよなぁ。
(ちなみに、1つ目は私服で天竺鼠の川原さんプロデュースブランドのキャップを被っていて、2つ目は終盤で霜降り明星の粗品さんのマネをしてます。)
今くらでは、お笑い愛の強い自分を認めてほしい気持ちが出過ぎちゃってたのかもしれない。
カッコいいセリフを言うくだりのボケとか、「M-1の第1回から(のVTR)と、VISUALBUMと、霜降り明星の単独ライブと〜」って……。
これは出すタイトルがちょっと渋滞してない?
歴代のM-1を出して、時間めちゃくちゃかかるやつ!的な返しを待つとか、VISUALBUMだけに絞って、(世代的に)よくそんなん知ってるな!って言ってもらうとか……。(わかんないけど。)
なんか、もっとおもしろくできたと思うんだよ。素人の私には上手いこと言えないけどさ。
実際の放送では、後藤さんが資料めちゃくちゃ持ってるな!とツッコんでくれてました。
ちなみに今回、ジャニーズ枠で出演した河合くんと横原くんのほかに、ホリプロ枠で推薦者のこじるりと定岡ゆう歩さんも出ていて。この方がまた、なかなか見た目もインパクトのある強烈なキャラクターの持ち主!
で、その定岡さん改め遊歩さんは個人のSNSアカウントをお持ちなんですが、それぞれのフォロワー数はTwitterが約400人、Instagramが約2400人。もちろん、今くら放送後(3/13)の数字です。
うーん。これ、放送に影響力ありました?笑
こんなん、絶対ファン増えるじゃん?!
世間に見つかってバンバン売れちゃうじゃん?!
今くらの放送後には、配信動画の再生回数がめちゃくちゃ伸び、「え、横原くんを生で見れる舞台やライブに行ってみたいと思ったのに、もう申込み終わってるじゃーん(泣)」と嘆きツイートが溢れるような世界になると信じてやまなかった私です。
放送後、数日が経ちましたが、新規ファンの増えた体感はほとんどありません。
横原、影山、佐藤、鈴木「『今夜くらべてみました』見てくださりありがとうございました!」 | ISLAND TV
番組を見て自分に興味を持ってくれた方に向けて、こんな動画まで用意してくれていたのに。いじらしくて、泣けてきちゃう。
というわけで、地上波テレビの全国放送に出演しても、世界はそう簡単には変わらなかったと実感したお話でした。
PRINCE OF LEGEND完成披露上映会&PREMIUM LIVE SHOW
2019年2月13、14日に横浜アリーナで行われた『PRINCE OF LEGEND完成披露上映会&PREMIUM LIVE SHOW』へ行ってきました。
私が入ったのは14日のバレンタイン公演です。
◆完成披露上映会
入場口でチケットもぎりの際にムビチケを渡されたので、
「え、今日のイベントチケットでは途中までしか観せてやらないから、映画本編は公開されてから自分で観に行けよ!」ってことなの?!
と思いましたが、そんなことはなくもちろん全編上映!
私は事前にテレビ放送されていた連続ドラマを観ていたのでそれぞれの王子とヒロイン・成瀬果音の出会いのエピソード等は頭に入っていましたが、映画冒頭でダイジェスト的な感じで紹介されるので、別にドラマの予備知識はあってもなくても楽しめると思います。
ドラマのエピソードが気になる方は、配信でチェックしてみてください。
◆映画の感想
正直、よくある少女マンガ原作の映画よりも茶番感がヒドイ!(悪口じゃないよ)
ハイローよりストーリー性が無いような気も……。
でも、王道少女マンガが好きな私は楽しめました!
なぜなら片寄くんの顔が好きだから(笑)
- 片寄涼太くんの顔が好き、声が好き
- 好きな出演者(LDH、若手俳優)が出ている
- とりあえずイケメンが好き
- 恋愛シミュレーションゲーム(乙女ゲーム)が好き
- 胸キュンなセリフを聞きたい、仕草にトキメキたい
上記にひとつでも当てはまる方は一見の価値があるかと思います。
「恋愛シミュレーションゲーム(実際リリース済み)を実写化しました!」みたいな内容なので、そういう現実的でないキャラ設定やセリフまわしに抵抗がなければぜひ観賞してみてください。
何度か出てくるキスシーンの度に広い横浜アリーナの各所から悲鳴が聞こえて椅子が揺れ、面白かったです。
◆ライブの感想
01. PSYCHIC MAGIC/Team奏
朱雀奏こと片寄涼太くんが、鏑木と久遠を演じる俳優の飯島寛騎さん、塩野瑛久さんを引き連れて登場です。
…と思いきや、早々にふたりはステージを捌けて片寄くんひとりが舞台上に。
バックのDJスペースで盛り上げるm-floの曲に合わせて、上手から下手までひとりで花道を歩きながら片寄くんが歌います。
正直この曲、ドラマを観てたときは全然頭に入ってこなくて。「Team奏の曲なんてあったっけ?」とか思いながら映画観てたら、ちゃんとありました!(それはそう)
GENERATIONSの曲を聴いてても感じるけど、片寄くんは英語の発音が良いので歌詞を聞き取るのが至難。。(それはこちらの問題)
会場内にあるスクリーンに歌詞テロップを表示しなかったのは何でなんでしょ?とはいえ、ありがたいことにステージ近くの席だったので、スクリーンはほぼ見ずに片寄くんの姿をひたすら追いかけてました。顔が良い!
ここで、GENERATIONSのメンバー(パフォーマー)がひとりずつ舞台上へ出てきてソロダンスを披露。見たところ会場内はGENERATIONSファンが多そうに感じたけど、歓声がものすごい!
02. G-ENERGY/GENERATIONS
メンバーが舞台上に出揃ったところで、挨拶もそこそこにパフォーマンスがスタート。
もともとGENERATIONSのパフォーマンスが目当てだったのもあるけど、「こんな近くでパフォーマンスが観れるなんて贅沢があっていいの!?」と大興奮。(前回のツアーはドーム規模だったし、従来のライブ構成だとメインステージ付近って席が機材などで潰されてて意外と舞台まで距離があったりするんです……。)
私の主現場がウチワ至上主義のジャニーズなのもあって、LDHはライブ中の手持ち無沙汰感がどうしても気になっちゃうんですよねぇ。
開演直前に会場に到着したので、グッズのフラッグが売り切れちゃっていて。次回こういう機会があったら、LDHファンがよく持ってる手作りのタオルやフェルトを作ろう!と心に決めました。(布製だとウチワより持ち運びやすそうだから、ジャニーズもこの文化広まってくれないかな…)
片寄くんってGENERATIONSとしてステージに立っているときも発言とか仕草が“お上品だな”って思うことがあるんだけど、映画で先にお上品すぎる奏様を観ていたので、ボーカル・片寄涼太のゴリゴリぶりに終始ギャップ萌え♡
あと、AGEHAの曲中に前の花道にいた亜嵐くんがTシャツを脱いで上裸になったんですけど、脱ぐときに汗がキレイに客席まで飛び散って!汗の放物線さえもパフォーマンスって感じで、思わず見入っちゃいました。(変態発言)
04. 99 Red Balloons/m-flo 05. Always On My Mind/m-flo
07. Only You/m-flo
成瀬果音(白石聖)、Team3B、Team生徒会、Team先生のテーマ曲はm-floによるパフォーマンス。Teamメンバーは舞台上に出てくるものの、簡単な紹介をしてすぐ捌けちゃいました。3Bは全員が俳優なので致し方ないにしても(決めゼリフは残していきました笑)、生徒会は玲於くんとメンディーがいるのに踊ったりしないんかーい!と思わずツッコミそうに。
まぁ、踊るような曲調ではないんですけどね…。生徒会長はバレンタインということでチョコを頬張ってました(笑)
で、この流れだからTeam先生こと町田啓太くんも紹介が終わったら捌けるんだろうな〜と思いきや、なんとステージに残って歌っているLISAさんと一緒にパフォーマンス!
LISAさんと踊ってみたり膝に座らせてみたりと、まさに“王子”っぽいミュージカルのようなパフォーマンスを披露されてました。
だったらそれこそ玲於くんとメンディーも、なんなら俳優陣も曲中は舞台上に残っててもよかったのでは!?と思ったのはナイショです。
08. Too Shy/TeamNEXT
ドラマを観ていて、一番頭に残ってたのがこの曲。劇中でTeamNEXTが出てくるときってだいたい3人はダンスを練習していて、そのときに必ず掛かってるんですよね。曲名見るまで、Too Shy Shy〜♪って歌ってるのは知らなかったけど(笑)。
VBAで「カワイイな〜」と思って見てた吉野北人くん以外、ランページのメンバーが全然わからない……。プリレジェを機に慎くん樹くん壱馬くんは覚えたけど、ランペ好きの友人曰く「ランペのプリレジェ選抜はビジュアル選抜」なんだそう。へぇ〜。たしかにみんな顔が良い!
09. Take On Me/Team京極兄弟
この曲もわりと頭に残ってたんですが、イントロが印象的すぎて歌詞があったことを初めて知りました(笑)。すごい明るくてキャッチーなイントロで、なんなら京極兄弟以外のシーンでも掛かってなかったっけ?っていうくらい「プリレジェの曲」としての認識が強いです。
他のTeam同様、鈴木伸之くんは捌けてボーカルの壱馬くんだけ残って歌うんだろうな〜と思いきや、曲中で突然「アニキを呼ぼう!」という展開になりアニキ召喚!2番は鈴木くんがソロで歌ってました。初めて歌ってるところ見たけど、普通に上手くてびっくり!
ますます、他のキャストも最後まで舞台にいても良かったんじゃ!?感が……(笑)。これってTeamごとに演出考えてたんですかねー?
10. RAMPAGE ALL DAY/THE RAMPAGE
12. HARD HIT/THE RAMPAGE
ここからはジェネ同様、ランペのパフォーマー陣が出てきてパフォーマンスを披露し、ライブスタート!
改めて、人数が多い…多すぎる……。ボーカル以外、誰ひとりと判別できませんでした。。髪型だけでも同じ人が多い(ドレッドヘアだけで3人くらいいた)し、みんな体格が良いから横アリでさえ狭く感じて、普段のリリースイベントとかどうしてるんだろう?と気になっちゃいました。(余計なお世話)
13. YMCA/GENERATIONS& THE RAMPAGE
セトリの中で一番興奮したのがコレ。大人数でYMCAやるの楽しすぎた〜!ちょうど私の前の花道に片寄くんが来て、ラッキーでした。
14. Piece of me/m-flo
ドラマ、映画の主題歌にもなっているm-floの楽曲です。舞台上にはキャスト勢揃い!豪華です。これもよくよく聴いたら日本語歌詞があって、発見でした。
と、以上がイベントの雑感想です。
普段はジャニーズ然りアイドル現場ばかり行ってるから、LDHの文化がぜんぶ新鮮で楽しかった!
ぜひ映画もチェックしてみてください。
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