月の王子さま観察日記

月の王子さま観察日記

推し事の記録と、アラサー女子の日常。すべて個人の見解です。

世界は、そう簡単には変わらなかった

はじめに。

ここでいう世界とは、私と推しを取り巻く、とても狭いけど確かに私の生きている世界のことで、広義的な意味での「世界」のことではありません。

それっぽいタイトルをつけてしまいましたが、全くもってこのご時世の話題とかではないので、真面目な内容を期待して開いた方はごめんなさい。
ただ、かなり真面目に(おそらく気持ち悪いくらいに)推しについて語っているとは思います。

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3月10日、世の中では“佐藤の日”と呼ばれるその日に、私の推しの横原悠毅くんが日テレ人気番組の通称・今くらこと『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみましたに出ました。

 

初めての地上波バラエティー出演。しかも、バラエティーの原石を発掘するという名目で、事務所の先輩が後輩の“バラエティーでウケそうなポイント”をプレゼンしてくれる最高な企画とのこと。

 

こんなん、絶対ファン増えるじゃん?! 
世間に見つかって、バンバン売れちゃうじゃん?!

 

そんなわけで、横原くんの今くら出演がわかるやいなや、仕事も上の空で終始ソワソワ。だって、今までテレビの仕事なんて、先輩の後ろで踊るくらいしかしたことないような推しだよ?


以前、大勢のうちの一人として炎の体育会TVの陸上部オーディション企画に出たときに、すでにバラエティー担当としての素質は少なからず見せてたんですよ。

 

別室で先輩が隠れて楽屋の様子をチェックしていると知ってか知らずか、スタッフさんからの質問に対して笑いが生まれるように他の子へパスを出したり、いいかんじにその場をまわしていて。バラエティー的な撮れ高を心得てるというか。


とはいえ、これまでの姿を思い返すと意外に緊張しぃだったりもするから、いざ自分がフィーチャーされて上手く切り返せるんだろうか? と、すでに終わったはずの収録を想像して勝手に心配してみたりなんかしちゃって。私も立派な過保護オタクの一員だわ。

ちなみに、その頃のSNSでは「借りてきた猫状態になって空気で終わるのは避けたい」なんて意見が多かった。ファンは皆、思うことは同じです。


ところがそんな心配をよそに、放送前に解禁された予告では、ファンに日頃見せるいつものかんじトークする場面が流れていて。これは!となったよね。「そもそもMC陣が強靭すぎるし、何かあってもおもしろく編集してもらえるっしょ。心配して損した!」くらいの気持ちに落ち着きました。

 

そして、いざ迎えた放送当日。

 

放送が始まってわりとすぐにツイッターでトレンド入りしたものの、パブサしてみるとほとんどが既存ファンによるツイートばかり。

 

あれ、この番組を見てファンになった人って、もしや、あまりいない?


さらにあろうことか、放送終了後に名前で検索しようとすると、「失礼」の文字がサジェストに出てくる。これは、一体……?

 

とトボけたいところだけど、いち視聴者として見たときに、めちゃくちゃ心当たりがあって。

 

ファンとして彼を推している身分から言わせてもらえば、「初めてのバラエティーで緊張を見せずに堂々とトークできるなんてすごい!」と称賛の言葉しか出てこない。拍手! 

 

でも、もちろん視聴者は彼のファンだけではないじゃないですか。

 

今回、横原くんはお笑い芸人が大好きすぎるというブレイクポイントで推薦してもらっていました。自分のスケジュールを公表することで、ほとんどの時間をお笑い芸人のラジオやら配信動画を見るために使ってます、と愛の強さを示したんですね。

 

そのうえで、推薦者の河合くんを引き合いに出して「(お笑い愛が強すぎるが故に)先輩の歌ったり踊ったりしてるところを見たことないです。見るつもりもないですね、そんなことに使ってる時間がないんで」と発言したところ、これが「無名のくせに、先輩に対してなんて失礼な奴なんだ」と波紋を呼んでしまったという。

 

河合くんは優しい人だし、そもそも横原くんを推薦枠として選んでる時点で「俺のことイジってくれていいから、ガンガン喋れよ!」くらいのアドバイスしてくれたんじゃないかな?と思ってるんだけど。

人によっては、先輩イジりという名の無礼講に見えたんだろうなぁ。

 

アンチは注目されてる証拠とか言うし、ファン以外の人からも感想や意見が出たっていう点では、爪痕が残せたのかもしれない。でもこれが、ただのひっかき傷として終わらないといいな、と切に思います。

 

横原悠毅「今夜くらべてみました」 | ISLAND TV

 

放送前にあがった番宣動画は、心なしかローテーション。「度胸あるって言われた」と言いつつも謝罪してるから、自分でもあの発言がおもしろく伝わるかどうか心配だったのかな?

 

ファンから見える範囲での横原くんって、もともと腐り芸人のような一面があって。いや、それ言わなくてもよくない?みたいな発言をしたがるというか。もちろん、それがおもしろく働くことも多いんだけどね。

「こんなこと言ってるけど実は優しくて……」っていう、他のメンバーが話す裏エピソードも引き立つし。

 

ただ今回ばかりは、ジャニーズの看板を背負ってバラエティーの新星を狙いにいくのに、わざわざそのキャラを引っ提げなくても良かったのでは……なんてね。

 

「(自分が)おもしろいかはわからないけど、イケメンではあったからジャニーズに入る道を選んだ」

 

ってナルシスト発言とか、大半の一般人が知らないような若手芸人を好きって紹介するオタク発言は、純粋におもしろかったし。

 

好きな芸人さんのプロデュースブランドでガチガチにコーデ組んでるとか、伝わりにくい芸人ネタを配信動画にぶち込んでくるとか。

たぶん横原くんって、自然体でいた方が一般的なアイドルと感覚ズレてておもしろいから、ガチガチに作らない方がいい気がする。

 

横原悠毅、松井奏、林拓音、鈴木大河「Sexy Zone神奈川公演」 | ISLAND TV

松田、横原、佐藤、鈴木、基「歯磨きTV⑧」 | ISLAND TV


このへんとかさ、お笑い好きな人からしても、「これは本当に好きなやつだね?」って好印象持ってもらえると思うんだよなぁ。

(ちなみに、1つ目は私服で天竺鼠の川原さんプロデュースブランドのキャップを被っていて、2つ目は終盤で霜降り明星粗品さんのマネをしてます。)

 

今くらでは、お笑い愛の強い自分を認めてほしい気持ちが出過ぎちゃってたのかもしれない。

 

カッコいいセリフを言うくだりのボケとか、「M-1の第1回から(のVTR)と、VISUALBUMと、霜降り明星の単独ライブと〜」って……。

これは出すタイトルがちょっと渋滞してない?

 

歴代のM-1を出して、時間めちゃくちゃかかるやつ!的な返しを待つとか、VISUALBUMだけに絞って、(世代的に)よくそんなん知ってるな!って言ってもらうとか……。(わかんないけど。)

 

なんか、もっとおもしろくできたと思うんだよ。素人の私には上手いこと言えないけどさ。

 

実際の放送では、後藤さんが資料めちゃくちゃ持ってるな!とツッコんでくれてました。

 

ちなみに今回、ジャニーズ枠で出演した河合くんと横原くんのほかに、ホリプロ枠で推薦者のこじるりと定岡ゆう歩さんも出ていて。この方がまた、なかなか見た目もインパクトのある強烈なキャラクターの持ち主!


で、その定岡さん改め遊歩さんは個人のSNSアカウントをお持ちなんですが、それぞれのフォロワー数はTwitterが約400人Instagramが約2400人。もちろん、今くら放送後(3/13)の数字です。

 

うーん。これ、放送に影響力ありました?笑

 

こんなん、絶対ファン増えるじゃん?! 
世間に見つかってバンバン売れちゃうじゃん?!

 

今くらの放送後には、配信動画の再生回数がめちゃくちゃ伸び、「え、横原くんを生で見れる舞台やライブに行ってみたいと思ったのに、もう申込み終わってるじゃーん(泣)」と嘆きツイートが溢れるような世界になると信じてやまなかった私です。

 

放送後、数日が経ちましたが、新規ファンの増えた体感はほとんどありません。

 

横原、影山、佐藤、鈴木「『今夜くらべてみました』見てくださりありがとうございました!」 | ISLAND TV


番組を見て自分に興味を持ってくれた方に向けて、こんな動画まで用意してくれていたのに。いじらしくて、泣けてきちゃう。

 

というわけで、地上波テレビの全国放送に出演しても、世界はそう簡単には変わらなかったと実感したお話でした。